12年前に起きた女児殺害事件。その犯人であるとマスコミに報じられて母親を失った中村慶介（亀梨和也）の復讐を描く『ファイナルカット』。
『ウロボロス』や『銭の戦争』といった復讐系のドラマに目がない筆者。今期のドラマで一番注目している作品です。（トドメの接吻も気になりますが…）
これまでのネタバレとなりますが、当時の番組プロデューサーやカメラマン、ディレクターなどに近づき、相手の人生を終わらせる“ファイナルカット”を叩きつけて制裁を加えました。
しかし、素性を隠していた小河原姉妹や制裁を加えたマスコミ関係者にその正体がバレるなど、徐々に慶介の計画が狂い出しているように見えます。
そんな『ファイナルカット』ですが、ずっと気になっていることが。それは、中村慶介が復讐を行なっている真の目的 。公式サイトでも以下のような文言があります…。
彼らを「ある目的」を達成するために、言いなりにしていく。
慶介が考える「ある目的」とは何なのか。その目的を今回は探りたいと思います。（画像は公式サイトの予告動画のスクリーンショットより引用）
『ファイナルカット』、原作がないため目的のネタバレ情報はナシ。
ドラマの今後の展開を知るには、その作品の原作本などを読んでネタバレ情報を得るのが一番。では『ファイナルカット』の原作を読んでいきますか！と言いたいところなのですが…。
実は『ファイナルカット』は、関西テレビオリジナルの脚本の作品。残念ながら、原作が存在しないため「ある目的」に関するネタバレ情報はそもそもありません。
『ファイナルカット』の前シリーズと言われている『銭の戦争』は、原作が韓国ドラマだったため、放送が始まる前に全部観てネタバレ情報をゲットできたんですけどね…。
蛇足ですが、日本版と韓国版でだいぶ話は違いました。とくに結末が…。機会があれば『銭の戦争』のネタバレ記事を書きたいと思います。とりあえずバッドエンドでした…。
そのため、これまでの放送で得られたネタバレ情報と筆者の100％の妄想力で、慶介の「ある目的」を予想することにしました。
『ファイナルカット』原作のネタバレがない為、ある目的を予想した。
今までのネタバレ情報などを踏まえると、スバリ、これまで制裁を加えたターゲットを利用。「ザ・プレミアワイド」で、12年前の事件の真相をゲリラ報道させるのが目的だと思います。
慶介が自らカメラの前に立ち、12年前の女児殺害事件でマスコミがいかに無責任な報道を行なってきたのか批判し、その結果、自身の母親を失ったことを公表。
そうやってメディア被害者の代表として世間の前に立ち、ターゲットに改めて制裁を加えつつ、マスコミを糾弾するのではないでしょうか。
メディア被害者である慶介は、SNSの発達により誰もが情報を発信でき、いくらでもデマを流せる現在社会に危機感を抱いているのかもしれません。
自分と同じようなメディア被害者がこれ以上出ないように、ゲリラ報道を通して、誰もがメディア加害者になってしまう恐ろしさを世の中に知らしめたいのではないでしょうか。
これこそが、慶介が入念に計画した復讐の“真の目的”だと予想しています。『ファイナルカット』の公式サイトにも以下のような文言があるため、かなり当たっている気がします。
SNS等で誰もが映像を発信できる現代に斬り込む、切なくも痛快な新たな復讐劇！
尚、『ファイナルカット』の公式サイトに記された第7話のストーリー展開を少しネタバレすると、キャスターの百瀬が警察官の高田に事件の真相を探ると宣言するそうです。
もしかしたら、事件の真相究明というゴールに向かって敵対関係にある慶介と協力体制を敷くかもしれません。と言っても百瀬はただ番組を盛り上げたいだけなのかもしれないですが…。
『ファイナルカット』今までのネタバレを考えると切ない展開になるかも
…と、これまでのネタバレ情報やストーリーの流れ、そして妄想で慶介の復讐の目的を予想してみましたが、個人的にはすごく切ない展開を迎えるのではないと思っています。
というのも、『ファイナルカット』の公式サイトでは以下のように銘打っているんですよね。
母のための復讐×許されざる恋
メディア新時代に斬りこむ、切なくも痛快な復讐劇が幕を開ける。
もう絶対最終回は「許されざる恋」と「切なく」をフォーカスした展開になると思います。全く根拠はありませんが…。
例えば、公式サイトに書かれている第7話のストーリー展開を少しネタバレすると、小河原姉妹の姉・雪子に不審な点があることを示唆されました。
雪子に呼び出された慶介は、ついに本名を明かし、母が犯人扱いされた事件の真犯人・小河原祥太の行方を突き止めるため、妹である雪子と若葉（橋本環奈）に近づいたと打ち明ける。しかし、雪子は「あの日、兄は家にいた」と言い返し、慶介の言葉に耳を貸そうとしない。
この反応って雪子が12年前のことで何か隠しているように見えませんか。実は兄・祥太を庇うため、嘘の証言をしていたとか…。
『ファイナルカット』の公式サイトには、「許されざる恋の行方は？」という疑問符もありましたし、もしかしたら今後、慶介と雪子の間に恋愛感情が芽生えるのかもしれません。
しかしその後、雪子が事件当時嘘の証言をしていたことが明らかになり、慶介は母親のための復讐と雪子への想いで苦悩する…。という展開もあるんじゃないかなと思うんです。
最終的には、自分の嘘が原因で慶介の母親を死に追いやった罪の意識から、慶介に復讐を成し遂げるようにと言い、慶介は泣く泣くゲリラ報道で事件の真相を公表することに…。
といったように、慶介の復讐は果たせたものの、慶介自身も深く傷ついて終わる。そんな、最終回を迎えてしまうのではないでしょうか。
と、ここまで書いてきましたが、「実は仕事が忙しくて全部観れていない…」という方もいるかもしれませんね…。
『ファイナルカット』が全10話と考えると、終盤戦に差し掛かるところ。最終回を楽しく迎えるためにも、見逃した放送はそろそろ観たほうが良いかもしれません。
無料視聴できる『GyaO！』や公式サイトはありますが、『GyaO！』は2月末で第6話までの視聴が終了。公式サイトの配信は翌週になると終わるため時間がない方に使い辛いでしょう。
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31日間、料金を気にすることなくこれまでの『ファイナルカット』が、いつでもどこでも視聴可能。だから、時間がない方でもゆとりを持って見逃し配信を楽しめると思います。
加えて、FODプレミアムなら対象のドラマであれば見放題。『ファイナルカット』と同様に“ジャーナリズム”に焦点をあてた松雪泰子主演の『パーフェクト・リポート』なんかも観れます。
こちらは、落ちこぼれのレッテルを貼られたテレビ局の主人公ら報道記者たちが、“たった一つの真実”を追い求め、再起を図る作品です。
『ファイナルカット』とはまた違う、報道の意義を問うような作品で面白いです。FODプレミアムの無料トライアルを使えば、見逃した話の視聴だけでなく新たなドラマも出会えますよ。
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